ベジタリアン・ライフ


マクロビオティック

マクロビオティック (Macrobiotic) は、マクロ+バイオ+ティック(テクニック)の合成語で、「マクロビオティックス」
「マクロバイオティック」「マクロバイオティックス」「マクロ」「マクロビ」「正食」「穀物菜食」などとも呼ばれています。

日本語では「正食」ともいわれています。
肥満や生活習慣病を引き起こす原因ともされている肉類、卵、乳製品などの動物性食品や精製された砂糖である白砂糖、
そして食品添加物や化学調味料を使わないで、オーガニックな穀物や野菜、海藻類を中心に昔から伝わる伝統的な調理方法で味付けをする、
という身体にやさしい食事理論です。

自分が住んでいる土地で採れた旬の食物を食べることで、その土地と季節に合った健康なからだをつくる「身土不ニ(じょうどふじ)」、
マクロビオティック理論のひとつで「一物全体」という、精製していない穀物(玄米、大麦など)、砂糖(黒砂糖、甜菜糖など)、塩(天然塩)、
野菜の皮やアクなど、食べ物はできる限り丸ごとの生命をいただくことで長く健康的に生きるという考え方もあります。
そのためには農薬うあポストハーベストなどの付いていない穀物、野菜、果物を選ぶことが大切といえます。

また、マクロビオティックを実践している人のことはマクロビアンと呼ばれることもあります。
広義には「健康と長寿のための理論・技術」のことですが、現在ではより狭義の「穀物や野菜中心の健康食・自然食」あるいは
「菜食主義的な色彩の強い食生活」を意味することが多くなりました。

もともとは、中国の易経(陰陽論)と日本の身土不二などの考え方を合成したものですが、厳密な定義があるわけではないことから、
さまざまな分派が林立しています。

明治陸軍三奇人の一人の石塚左玄が創設した大日本食養会に参加していた桜沢如一(海外ではジョージ・オーサワとして知られ、
多数の実践者がいます)が食養会から独立し、マクロビオティック及びその基礎となる無双原理という哲学を提唱しました。
そして久司道夫、菊池富美雄らが主に海外で、大森英桜、岡田周三らが主に国内で広めました。

アメリカで歌手のマドンナが息子のアレルギーを治すために雇った日本人シェフがマクロビオティックを勧めた事から、
息子だけでなくマドンナも愛好家となった事で話題となり、注目され始めたこともきっかけのひとつといわれています。
マイケル・ジャクソンもマクロビオティックを取り入れていることは有名です。

マクロビオティックの基本的な特徴としては、玄米や雑穀などを主食とする、砂糖、化学調味料を使わない
(水飴・甘酒・甜菜糖・メープルシロップなどで代用)、 肉類や乳製品は食べない、なるべく近隣の地域でとれた有機農産物を使用する、
野菜の根や皮まで使い切る、などが挙げられます。
ただし、白身魚、牡蠣は許容される場合があります。


要するにマクロビオティックとは、単純に玄米菜食というのではなく、自然なバランスを大切に考えて食事をとることなのです。
人間の場合、歯は全部で32本ありますが、そのうち、臼歯(穀物をすり潰す歯)が62.5%、門歯(野菜などを噛み切る歯)が25%、
犬歯(肉や魚を引き裂く歯)が12.5%です。そこから考えると穀物、野菜類、肉類を5対2対1の割合でとるのがちょうど良いのです。

その上日本人の腸は欧米人よりも長いので、より多くの食物繊維をとる必要があります。その土地に合った食べ物、地元産のものが一番健康に良いと言えます。
そして、春夏秋冬の季節の移り変わりに合わせて食べる物も季節の旬のもの、その土地にできる自然のものを食べることが健康のために大切なことだと言えるのです。

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